グループ新会社設立時のブランディングツール
- ノウハウ
- デザイン
- Webサイト
MCCデジタルタスクフォースチームです。
三菱商事グループのハウスエージェンシーとして、グループ各社の新会社設立や新事業立ち上げに伴う広報・ブランディングのご相談を数多くいただいています。
その中でも「グループ会社設立直後に必要なブランディングツールは何か?」というご質問をよく頂きますので、今回のお役立ちコンテンツとして取り上げたいと思います。
新会社設立時に必要な広報・ブランディングツール
まずは以下を揃えることをお勧めします。
1. 企業ロゴ
会社の顔として最初に形にする要素です。単に見た目ではなく、ターゲットにどんな印象で記憶されたいかなどを言語化してからデザインに落とし込みます。
2. ストーリー(ブランドメッセージなど)
会社の存在意義や提供価値、行動指針などを端的に伝える言葉です。外部向けの短文と内部向けの説明文をセットで用意すると運用が楽です。ロゴやWebサイトのメインビジュアルに使用するケースが多いです。
3. Webサイト(ランディングページ)
ブランディングに加えて、営業・採用にも活用できます。設立時の企業ではオンラインマーケティング施策の土台となります。
4.会社案内(ピッチブック)
ターゲットに対して、自社の会社概要や事業内容を整理して、分かりやすく伝えることが大切です。
5.名刺・封筒
受け取った相手の印象を高める重要な接点です。社内で統一フォーマットを運用できるよう、更新のルールも決めておくと安心です。
6.チラシ・フライヤー
営業・採用・PRで横断的に使える1枚資料。課題→解決→提供価値→実績→問い合わせ(CTA)の流れを意識します。
7.スライドテンプレート(PowerPoint/Googleスライド)
スライドマスター、既定フォント、カラーパレット、図版スタイルを設定し、社内資料・提案資料の見た目を統一します。
今回はこれらのブランディングツールの中から、「ロゴ」「Webサイト」の2つを事例に、制作時のポイントをご説明します。
具体例1_ロゴ
まずは、ロゴ制作におけるポイントです。
①ブランディング戦略/コンセプト企画
ロゴを制作する上で、初めに企画段階で下記を重点的に考える必要があります。
・ターゲット:誰に見られることが多いか(顧客、投資家、自治体、パートナー企業)
・メッセージ:ターゲットに対して伝えたいことは。
・カラー:象徴色と補助色。ターゲットに対してどのような印象を持ってもらいたいか(信頼、先進性、親しみ、スピード等)
・フォント:可読性オリジナリティのバランス。
・使用媒体:名刺、Webサイト、資料、広告、看板など運用シーン。
※当社ではヒアリングに加え、戦略提案からのご支援も可能です。

MCC社内で実施したアンケートの一部
②デザイン
具体的に形にしていく段階です。案の絞り込みが大事な作業です。
・制作:最初に方向性の異なる複数案を見比べながら、ディスカッションを経て2〜3案に絞り込みます。
・絞り込みの要点:色や形も重要ですが、「なぜこのロゴなのか」を説明できるストーリーを持てるかが一番重要なポイントです。

③運用
ロゴパターンとルールを事前に検討しておくと安心です。
・バリエーション:横組み/縦組み/アイコンのみ/モノクロ
・仕様/形式:aiデータ、PNG、PDF
・ロゴマニュアル:色・余白・最小サイズ・使用例・禁止例を数枚で整理
ロゴ制作から派生して、名刺、封筒も合わせて制作することが多いです。
具体例2_Webサイト
次にオンラインマーケティングには欠かせない「Webサイト」です。
①ブランディング戦略/コンセプト企画
実用的なマーケティングツールになるので、しっかりと下記を検討する必要があります。
・目的:信頼の醸成、問い合わせ獲得、採用応募、資料DLなど。
・目標(KPI):問い合わせ件数、応募数、CVR、トラフィック構成など。
・ターゲットと訴求:誰に何を伝えるか(意思決定者、担当者、候補者 等)。
・競合との差別化:独自性や実績、デザインの方向性など。
②デザイン/構築
各種構成で情報を整理してから、デザインを進めます。
・サイト構成:サイト全体の情報をカテゴリで分類・整理します(構成例:トップ/会社概要/事業内容/ニュース/採用/問い合わせ/プライバシーポリシー)
・ページ構成:ワイヤーフレームで骨子を作成。この段階とテキスト原稿と画像候補があると精度が上がります。
・デザイン:ロゴのコンセプトと揃っているかがとても大切です。
・実装(コーディング):スマートフォン最適化(レスポンシブデザイン)、表示速度、ユーザビリティ、アクセシビリティ(代替テキスト、フォーカス可視化等)を考慮。印象的なアニメーションは可読性や操作性を損なわない範囲で。

また、インフラ/計測の設定も必須です。
・ドメイン:信頼性重視なら.co.jp(1社1ドメイン)、展開に応じて.jpや.comも検討可能です。
・Webサーバー:要件(速度、サポート、セキュリティ)に応じて選定。
・SSL証明書:常時HTTPS化。未対応だと警告表示やフォーム送信で不利になります。
・計測:Google アナリティクス4、Search Consoleなどが代表的な計測ツールです。
最後に
会社設立時は「会社の顔」であるロゴやWebサイトに理念やありたい姿を正しく宿らせることが何より重要です。三菱商事グループのハウスエージェンシーとして、私たちは戦略提案からデザイン制作、運用まで一気通貫でご支援します。
新会社設立や新サービスリリースのブランディングでお悩みのMCグループの方は、お気軽にエム・シー・コミュニケーションズ(MCC)までご相談ください。状況に合わせて伴走いたします。